農学を学べる大学
農業と聞くと「いまさら農業」という人も少なくありません。
イメージ的にも肉体的にキツイといったイメージが漠然とあるかもしれませんが、現代の農業は、ドローンや無人耕運機をつかった畑の耕作や収穫を行い最先端の技術を用いたものに変わりつつあります。
人々が生きるために欠かすことができない「食」に関する職業としてやりがいを見出すこともできます。
また食の安全性が問われている現代において、化学や生物学の知識がないと効率性のある農業はできなくなっています。
今回は農業を専門に学ぶ農学部がある大学について紹介します。
農学部がある大学を5校紹介
北海道大学
人類と農業に関わる問題について研究をしている北海道大学。現代地球環境が直面する食物資源を中心に研究しています。
人間社会、生物資源と生命進化、食料と健康、生物の能力を活かした農業の可能性など、さまざまな農学が学べます。
また年に1回「北大マルシェ」が開かれ北海道の農業の良さを広めるためのイベントも開催されています。
[参考HP]北大マルシェ-Twitter
東京農業大学
東京農大は日本屈指の大規模な畑や畜産が営まれている北海道にキャンパスがあります。豊かな大自然にかこまれ知床の世界自然遺産やエゾシカ、オオワシなど数々の貴重な野生生物が生息しています。
農業と環境に関するさまざまなテーマを取り扱う資源が豊富な大学です。
今後は新たなキャンパスや学部、研究施設がつくられる計画も発表されています。農業分野で成長し続ける大学です。
[参考HP]【新キャンパス・新施設特集】東京農業大学│大学Times
明治大学
明治大学農学部は高度な文明と自然を調和をスローガンに、それを実現させるめ、食料と環境両方の分野の研究を中心に行っています。
倫理観と世界観を築いて長期的な問題の解決が可能な人材を育んでいます。
また、温暖化による環境問題による資源の枯渇にも対応可能な農業を目指しバイオテクノロジー分野の研究にも力を入れています。
[参考HP]明治大学│大学ポートレート
東海大学
東海大学では「植物、動物、微生物」に着目し、それを資源として利用する社会のための研究をしています。「食」に対する関心が集まる中、農業を研究することは、農作物の生産にとどまらず、生態系や文化など多面的に学ぶことができます。農業の生産から加工まで幅広い分野が学べるのも東海大学の特徴です。
熊本県に研究拠点も設けており、IoTやアグリビジネスの分野の研究も進められています。
[参考HP]東海大が熊本県に農学系の研究拠点を作る理由│ニュースイッチ
新潟大学
新潟大学農学部には「食料・資源経済学コース」「植物生産学コース」「動物生産学コース」があります。
「食料・資源経済学コース」では食料、地域、資源(環境)の3つに着目し、国際的な視野に立った農学が学べます。
「植物生産学コース」は栽培、育種、保護の3つに着目し主にバイオテクノロジーを用いた高品質な植物生産を目指しています。
「動物生産学コース」は遺伝子資源、生理機能、食料・栄養の3つに着目し、動物DNAの育種や研究をしています。
新潟は自然が多い土地ですが、最近は商業施設やマンションも充実しており、生活しやすい環境が整っていると言えます。
[参考HP]新潟大学の学生寮・学生会館総合情報サイト 学生マンションドットコム